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言葉の違い。

除菌　殺菌　滅菌　抗菌　消毒

この言葉の違いはわかりますか？

除菌・・・菌を取り除くこと。殺菌も除菌に含まれます。しかし、法律上、殺菌が謳えない商品に名付けられています。

殺菌・・・菌を殺すこと。菌の種類は問わず、1%でも死滅させることが出来れば、殺菌となります。しかし、薬機法（薬事法）上、医薬品、医薬部外品のみにしか使用できません。

滅菌・・・ありとあらゆる菌を殺菌することを表します。医療機関では滅菌処理した医療器具を使用しますよね。医療上、感染を防ぐためにも必ず、滅菌処理した器具で治療、および手術をします。薬事法上、医薬品、医薬品部外品、医療機器などにしか使用できません。

抗菌・・・菌の住みにくい環境をあらかじめつくること。全ての菌ではなく、一部の菌でも抗菌を謳えます。

消毒・・・菌の活動を弱めたり、死滅させたり　し、人体に有害な細菌を無害化させます。しかし、すべての菌に対して有効でなくても、商品に使用可能です。

言葉の違いは法律上どれに当てはまるか、で決まりますが、まずは何な対して有効であるかが、重要になります。

私の体験では、以前ノロウイルスで家族がダウンしました。その時は、なんの知見も無く除菌シートやアルコールで十分だろうと楽観視していました。しかし、たまたまドラッグストアへ行くとノロウイルス用のスプレーが売っていました。無知な私は、どういうことなのか疑問をいだき、その場で携帯を取りだし、どういう事かを調べました。

アルコールでは不十分で、ノロウイルス用の除菌シート、スプレーが必要であることがわかり、即席ながら大変、勉強になりました。

このように除菌99.9%を謳っていても、このような事態には対応しなかったりするものです。ノロウイルスやはエンベロープをもたないウイルスでので、アルコールなどは効果がかなり希薄なので注意が必要です。